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口臭予防の秘訣は良い唾液づくりから(本田先生へのインタビュー)

生理的口臭に関する欧米との文化の違い

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健康な人でも成人は、一日に何回も他人を不快にする生理的口臭や飲食後の口臭が起こります。キスしたり頬ずりしたり、会話の前に必ず顔が接近するほど近い距離でスキンシップをするコミュニケーション文化を持つ白人社会では、キスする位置の息や唾液が臭いことは、社会なルール違反と考えられており、社会で生きていくためには、非常にはずかしいこととされています。そのため、誰にでも起こる生理的口臭についても、いろいろなシステムを使って積極的にブレスコントロールする習慣を持っています。

しかしアジア人は生理的口臭について、無臭にコントロールする文化や考え方を持っていません。実際に口臭を治療しているアメリカの先生などからも、日本人は口が臭いと話すのを聞いたことがあります。また、口臭にも国民臭といえるものがあり、民族によって生理的口臭が違うといわれています。

ほんだ歯科では、生理的口臭も一切ない無臭な息“エクセレントブレスExcellent Breath”を作りあげる治療を行っています。

生理的口臭をなくすコツは質のいい唾液をつくり、流れを作ること

健康な人の口の中にも通常200種類前後の微生物が存在し、その数は少なくとも数十億ともいわれます。これらの細菌が増殖したり、嫌気性菌(空気が少ない環境が好きな菌)が活動状態になったとき、ニオイが発生します。口のニオイを発生させる細菌(嫌気性菌)が増殖、活動するのは、唾液の中に含まれる酸素の量が関係しています。酸素の量がなくなる状態=口が渇いて、唾液がアワアワ・ネバネバに濃くなってきた時が、まさに酸欠状態でありニオイを起こす菌(嫌気性菌)が働いて「揮発性硫黄化合物」というニオイの物質を作ります。口が渇きネバネバになったら要注意です。

分泌された直後のサラサラの唾液には酸素がたっぷり含まれているので嫌気性菌の働きを抑えます。つまり口臭を発生させないコツは、いかにしてサラサラした質のいい唾液の流れをつくるかということ。唾液の流れがスムーズになるとちょっとしたことでは口臭は発生しなくなります。

サラサラ唾液を作り出すには、ガム法やだし昆布法、お茶っ葉法などが有効です。噛んで丸めたガムを舌の上にずっとおいておいたり、1cm×2cmに小さく切っただし昆布やお茶っ葉を舌の上でゆっくり溶かす方法です。これは異物反射(=口腔内に異物があると、自動的に唾液が出てくる。)の原理を利用したものです。

また、日本人の骨格は、白人に比べて口腔内が狭いので舌が口の天井に張り付きやすく、新鮮な唾液が出にくい傾向にあります。さらに緊張を強いられる環境では、奥歯をかみ締めてしまうので、より空間がなくなって唾液が出にくい状態になるので、注意が必要です。

最も生理的口臭が強くなる朝の口臭予防には寝る前と朝の歯磨きを

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睡眠中は唾液の分泌が抑えられているため、口腔内細菌は睡眠後3時間すれば爆発的に数が増え、約8時間で細菌数は飽和状態に達します。起床直後の唾液1ccの細菌数はおよそ糞便1グラムの10倍量(起床直後は口の中に糞便10グラム量の細菌がいる)ので、口のなかはネバネバし、最も口臭を感じる状態になっています。

これを防ぐためにはニオイの下人となる歯垢(=プラーク)をとって細菌が増えないようプラークコントロールすることが最大のポイントです。そのためには歯磨きのタイミングが大切です。

まず「夜寝る前」。菌の増殖が開始する直前に歯を磨いて歯垢を取り除き、スタート時点で細菌の数を減らしておくために歯を磨きます。

さらに「起きてすぐ」。寝ている間に細菌は爆発的に増え、一日の中で、口の中の細菌汚染がもっとも酷い状態です。起きたらすぐにこの細菌たちをすっきり追い出しましょう。

ほんだ歯科の口臭治療

初診では3時間取り、丁寧な問診、検査を行います。生理的口臭だけでなくあらゆる口臭の原因を探るために、理化学精密検査・細菌学的検査・口腔内精密検査を徹底して行い、また口臭の原因と対処法を理解していただくための認知行動療法も行っています。

専門家情報

本田俊一
医療法人ほんだ歯科 理事長・院長

日本で初めて口臭について悩む口臭症治療を行った歯科医師。口臭へのデオドラント(無臭化)技術の確立や、「気のせい」などと片付けられがちな口臭症(口臭に対して病的に不安を持つ患者)の治療について、医学的根拠に根ざした独自の「ほんだ式口臭治療」を実践するとともに、専門医の養成研修なども行い、現在、提携クリニックは国内外で約300に至る。
http://www.honda.or.jp/honda/index.html